ナラ枯れ感染拡大防止のおねがい
ナラ枯れとは?
ナラ枯れは、ナラ類、シイ・カシ類の樹木において、カシノナガキクイムシ(昆虫)が媒介する、「ナラ菌」によって、通水機能を失い、一斉に枯死する伝染病です。
ナラ枯れは、直径10センチメートル以上のナラ類、シイ・カシ類(ドングリの実がなる)で感染が確認されており、大木になるほど感染する傾向が高いことが分かっています。樹木の幹に1.4ミリメートルから1.8ミリメートルの穴(根元付近に多い)があり、根元に木くずが溜まっている場合は感染の可能性があります。
市内の感染状況(令和2年11月末時点)
- 公園・緑道(市管理樹木):中央公園など 9箇所
- 民有地:4箇所
ナラ枯れの症状
カシノナガキクイムシに数多くの穴を空けられた樹木は、ナラ菌の作用により通水機能を失い、7月下旬から8月頃に葉が赤褐色に変色し枯れ、枝落ちや倒木の危険性があります。
伝染病に感染した樹木内で繁殖したカシノナガキクイムシは、6月から8月頃にかけて、別の健全なナラ類、シイ・カシ類の樹木にナラ菌を持って移動します。このことにより伝染病が拡大します。
一般的な処分方法
ナラ菌の感染が進行した樹木は、薬剤処理などによる回復が難しいことや感染を拡大させないため、カシノナガキクイムシの幼虫が羽化して飛び立つ前(5月まで)に、伐採・焼却処分を行う必要があります。方法としては、下記の(1)から(6)の工程となります。
- 伐採:根元付近に多く侵入するため、根元から10センチメートル以下の高さで伐採
- 切断:伐採した幹や枝葉を切断 (チップ化処理するため長さ80センチメートル程度)
- くん蒸:切り株を殺虫・殺菌するためくん蒸
樹木に薬剤を浸透させ、ビニールシートなどで密閉し、害虫の駆除や殺菌をする方法(2週間程度) - 搬出:切断した幹や枝葉を処理施設に搬出
- チップ化:焼却処分するため、幹や枝葉を細かくチップ化
- 焼却処分:チップ化した幹や枝葉を焼却処分
民有地での対応
感染が確認された樹木は、その樹木管理者により適正な対応が必要です。
市では民有地への感染拡大を防ぐため、公園や緑地で感染が確認されたすべての樹木について、管理責任者として3月末までに伐採・焼却処分を行います。
民有地についても、その樹木管理者が伐採から焼却処分(上記1から6)までを自ら行う必要がありますが、市は、感染拡大防止の観点から、今回に限り、市の管理樹木の処分に併せてチップ化と焼却処分(上記5、6)を行います。
民有地での対応の流れ
1.感染樹木の調査(樹木管理者が実施)
- ナラ類、シイ・カシ類
- 多数の穴1.4から1.8ミリメートル
- 根元に木くず
- 枯れている
- 本数、幹周 など
申請樹木にテープなどの目印をつけてください。
2.市へ感染樹木 確認・搬入の申請(樹木管理者が実施)
1月18日(月曜日)から2月19日(金曜日)まで
方法:窓口、郵送、Eメール
3.感染樹木の立会確認、許可書の発行(市が実施)
申請者と市職員で立会確認を行います。
確認から許可書発行まで1週間程度かかります。
4.伐採後に搬出(みどりのリサイクル場)(樹木管理者が実施)
2月1日(月曜日)から3月20日(土曜日)まで
ナラ枯れ樹木を見つけたら
浦安市内でナラ枯れ樹木を見つけた際は、みどり公園課までご連絡ください。
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このページに関するお問い合わせ
みどり公園課
〒279-8501 千葉県浦安市猫実一丁目1番1号(市役所6階)
電話:047-712-6513
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