エンゼルヘルパー

2004年4月17日
 浦安市では、母子保健計画「うらやす・みんなで子育てプラン」を平成九年度に策定しましたが、その際に基本データとして、市民アンケートを行いました。
 その結果、6歳以下の子どもを育てている家庭の約90パーセントが、親と子どもだけの核家族であることがわかりました。
 その中で、子育てや家事で疲れを感じたが約50パーセント、けがや病気で子育てに支障を来した事がある、と答えた人が約40パーセントもいることが分かりました。
 また自由記入欄には、子育て真っ最中のお母さん達の悩みや困っていることが、切々と、欄外や用紙の裏にまでびっしりと書かれていました。
 担当課長も、子育てに悪戦苦闘しているお母さん達の姿が浮き彫りにされ、「予想されたこととはいえ、ショックを受けた」と率直な感想を漏らしていました。
 この切実な現状に対して、高齢者介護にホームヘルパーがいるように、お母さん達の子育てにも応援団が必要ではないか、と検討を重ねた上で、昨年11月から、全国に先駆けて「エンゼルヘルパー派遣事業」をスタートさせました。
 事業開始に当たり、昨年の7月から3カ月間、エンゼルヘルパー養成講座を開催し、医師・保健婦・栄養士・ヘルパー経験者などの指導のもとで、24名が受講、最終的に17名の「エンゼルヘルパー」を、非常勤職員として採用しました。
 この事業は、健康センター内の健康増進課が窓口で、
(1)保護者が病気やけがで一時的に子どもの世話ができない。
(2)つわりや切迫流・早産等で上の子どもの世話ができない。
(3)産後2カ月程度までで家事や保育を身近に手伝ってくれる人がいない。
(4)通院の間だけ、子どもをみてほしい。などに利用できます。
 お手伝いの内容は、子どもの保育や沐浴、幼稚園や保育所などの送迎、買い物や調理、掃除、洗濯など日常的な家事で生活に必要不可欠なものとなっており、習い事に関することのお手伝いは行っていません。
 派遣時間は、午前9時から午後5時まで1回2時間を限度に、1日2回までで、料金は1時間500円です。
 スタートから9カ月が経ち、利用者は、延べ1200件を超えています。開始当初は1日2人体制でしたが、今では依頼も多くなり、今年度から1日3人体制で対応しています。
 原則として前日までの予約ですが、急な場合は、当日の申し込みについても臨機応変に対応して喜ばれています。
 いつでも利用できるという安心感からも、ストレスが溜まりがちになる子育て家庭の孤立化を防いでいきたいと思っています。

浦安市長 松崎秀樹

(広報うらやすNo.673 2000年8月1日号に掲載)