2011年9月20日
3月11日に発生した未曽有の大震災から半年がたちました。
市では、これまで、震災からの復興へ向けてさまざまな取り組みを行ってきました。
今号では、復興へ向けた市の取り組みと今後のスケジュールなどについてお知らせします。
2011年9月20日発行震災復興特集号(PDF形式 3752KB)
応急復旧から復興へ
市は、3月11日の大震災の発生から約1カ月間、市内の建設業協力会や事業者、各地の自治体、特に東京都下水道局や関連事業者の支援などを受け、4月15日に応急復旧を完了し、その後、住宅・生活再建支援など各種支援事業を展開してきました。さらに現在は、復興に必要な国庫負担金などの確保のため、国土交通省や文部科学省などの災害査定を受けています。市が予定している復旧・復興スケジュール、現在までの住宅・生活再建支援の各種制度への申請状況、国による災害査定の状況、さらに復興に向けたその他の取り組みの現況などについてお知らせします。
問い合わせ 企画政策課 電話:047-351-1111
元町・中町・新町で地盤調査を実施
市内23地点でボーリング調査 埋め立て砂層、沖積砂層を対象に、地盤強度や砂粒の大きさ、液状化の起こりやすさを調べました
三成分コーン貫入試験を実施(53地点) 地盤強度や地下水圧を測定して、地盤の性質を調べました
問い合わせ 企画政策課 電話:047-351-1111
道路高の基本的な考え方
戸建住宅地内の生活道路の計画高は、震災後の現状の道路高を基本とし、雨水排水処理の観点から、震災前と同様に地区外周の主要道路よりは高く設定する予定です。現在のところ、おおむね11月ごろから、被害の程度の大きい地域から順次、道路高について市民の皆さんとの話し合い、設計作業を行っていく予定です。
問い合わせ 道路管理課 電話:047-351-1111
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住宅・生活再建にかかる各種支援制度への申請状況(8月31日現在)は下記のとおりです。なお、住宅支援のうち、県・市の支援の対象世帯数は、自ら所有する戸建て住宅の再建を行うことにより対象となり得る世帯数です。また生活支援の対象世帯数は、被害認定基準により被害判定があったすべての世帯数です。
問い合わせ 災害復興生活支援プロジェクト 電話:047-351-3003
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制度 |
8月1日現在対象世帯数 |
8月31日現在 申請世帯数 |
申請率 |
| 住宅支援 |
被災者生活再建支援制度(全壊・大規模半壊) |
国 |
全壊 26 大規模半壊 1995 |
2021 |
1191 |
58.9パーセント |
| 千葉県液状化等被害住宅再建支援事業補助金(半壊・一部損壊) |
千葉県 |
半壊 2037 一部損壊 4599 |
6636 |
58 |
0.9パーセント |
| 浦安市液状化等被害住宅再建支援事業補助金(全壊~一部損壊) |
浦安市 |
全壊 7 大規模半壊 1511 半壊 2037 一部損壊 4599 |
8154 |
103 |
1.3パーセント |
| 生活支援 |
義援金 (全壊100万円半壊・大規模半壊50万円) |
国・千葉県 |
全壊 26 大規模半壊 1995 半壊 2920 |
4941 |
3026 |
61.2パーセント |
| 千葉県災害見舞金(全壊10万円) |
千葉県 |
全壊 26 |
26 |
17 |
65.4パーセント |
| 日本赤十字社浦安市地区見舞金(半壊以上5000円) |
日赤 浦安市地区 |
全壊 26 大規模半壊 1995 半壊 2920 |
4941 |
2986 |
60.4パーセント |
| 千葉県共同募金会見舞金(半壊以上3000円~1万円) |
共同募金会 浦安市支会 |
全壊 26 大規模半壊 1995 半壊 2920 |
4941 |
2981 |
60.3パーセント |
| 災害援護資金貸付(半壊以上170~350万円) |
千葉県市町村 総合事務組合 |
全壊 26 大規模半壊 1995 半壊 2920 |
4941 |
50 |
1.0パーセント |
※市・県の住宅支援の申請は補修などの工事終了後となることや、関連工事が集中し、施工業者の手配に時間がかかることなどから、8月31日現在での申請世帯数が少なくなっているものと考えられます
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政府は、東日本大震災を激甚災害に指定し、東北地方を中心に災害救助法の適用を決定し、その後、市も被害が発生した3月11日に遡って災害救助法の適用を受けました。市は、この適用を受ける際に公共土木施設の災害復旧に係る被害想定見込み額を約734億円と試算しましたが、このたびの復旧事業に係る災害査定申請額は約243億円でした。この見込み額と申請額の違いは、例えば主なものをあげると、1.道路の被害状況では、見込み額の算定の際に路床からの舗装打ちかえなどの経費を見込んだものの、災害査定では復旧の対象にならず、2.雨水管も全体的に沈下してしまったものの復旧の対象にならないなど市の考え方と大きな隔たりがあったことや、3.下水道については当初の被害想定よりは下水管の破損が少なかったことなどによるものです。この申請額に基づき、国土交通省や文部科学省などの査定を受け、国の国庫負担金などが決定します。なお、申請額は、復旧に係る費用のみで、液状化対策費などは含まれていません。
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発災時における被害想定見込み額
| 区分 |
施設名 |
施設数 |
概算被害額(円) |
| 公共土木施設災害復旧 |
道路・橋りょう |
- |
28 |
約296億3900万 |
|
下水道 |
下水道事業 |
13 |
約268億4000万 |
|
雨水排水(都市災害) |
13 |
約145億9400万 |
|
公園 |
公園、緑道、球技場など |
81 |
約22億7000万 |
道路・橋りょう、下水道、公園分 約734億円
発災後の応急復旧に関わる経費(8月31日現在の支出済み額)
- 公共土木施設 約21億900万円
- 公立学校施設 約2億2800万円
- 社会福祉施設 約2300万円
- 社会教育施設 約4900万円
- 消防施設 約300万円
- 自治会集会所などそのほかの施設 約7900万円
応急復旧に関わる経費 約25億円
復旧事業に係る災害査定に関する状況
| 区分 |
施設名 |
施設数 |
申請額(円) |
査定結果(円) |
査定率 |
補助率※ |
備考 |
担当課 |
| 公共土木施設災害復旧 |
道路・橋りょう |
- |
34 |
約46億259万 |
約40億6447万 |
88.3パーセント |
2/3 |
- |
道路管理課 |
| 下水道 |
下水道事業 |
35 |
約153億977万 |
約119億3602万 |
78.0パーセント |
2/3 |
- |
下水道課 |
| 公園 |
公園、緑道、球技場など |
31 |
約9億469万 |
約8億5187万 |
94.2パーセント |
2/3 1/2 |
31施設が査定済み。4施設は9月以降に査定予定 |
みどり公園課・市民スポーツ課 |
| 4 |
約1億8451万 |
- |
- |
2/3 |
| 公立学校施設災害復旧 |
学校 |
小学校、中学校、幼稚園、給食センター |
11 |
約17億6097万 |
約15億3322万 |
87.1パーセント |
2/3 |
11施設が査定済み。19施設は査定中 |
教育施設課 |
| 19 |
約5億1537万 |
- |
- |
| 社会福祉施設等災害復旧 |
保育所 |
- |
5 |
約1億8348万 |
- |
- |
1/2 |
9・10月査定予定 |
保育幼稚園課 |
| 特別養護老人ホームなど |
- |
5 |
約6777万 |
- |
- |
2/3 |
査定日は県と調整中 |
高齢者支援課 |
| 社会教育関連施設 |
公民館・文化施設 |
- |
3 |
約818万 |
約709万 |
86.7パーセント |
2/3 |
美浜公民館、市民プラザ、文化会館が査定済み |
生涯学習課 |
|
- |
3 |
約2億2700万 |
- |
- |
2/3 |
10月上旬予定 |
| 消防施設 |
消防施設 |
出張所 |
1 |
約1577万 |
- |
- |
2/3 |
今川出張所 |
消防本部総務課 |
| 都市災害復旧 |
堆積土砂排除 |
宅地分 |
30400立方メートル |
約1億7209万 |
約1億7209万 |
100パーセント |
1/2 |
- |
都市計画課 |
| 雨水管 |
- |
22 |
約3億4394万 |
約3億1986万 |
93.0パーセント |
1/2 |
- |
道路管理課 |
※補助率は激甚災害指定による上積み分を含んでいません
復旧事業に係る災害査定申請額 約 243億円 査定額 約 189億円
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市では、今後、浦安のまちを復興させ、新たなまちづくりを進めるうえで、液状化対策を適切に実施することが重要な課題だと認識しており、復興計画の策定に先駆け、地盤工学会、土木学会、日本建築学会の協力を得ながら、「浦安市液状化対策技術検討調査委員会」を設置し、液状化対策などの検討を行っています。
液状化対策技術検討調査委員会では、液状化の被害状況と地盤特性の相互関係の取りまとめ、直下型地震や海溝型大規模地震が発生した場合の液状化の被害程度の予測をするとともに、市民生活に混乱を生じさせないために必要な社会基盤施設の性能を満たすための液状化対策の検討や、公共建築物や小規模建築物の液状化対策工法の分類・整理などを行います。
液状化対策技術検討調査委員会の検討成果の一部は、平成24年度予算に反映させる考えで、10月下旬を目途に中間の取りまとめ、年内に検討の取りまとめを行う予定で、第1回を7月22日に、第2回を9月12日に開催しました。委員会の議事録や会議資料は、市ホームページでご覧になれます。
なお、この液状化対策技術検討調査委員会での検討を円滑に進めるための情報や資料の整理を行うとともに、この委員会の検討状況を今後策定する復興計画に反映させるため、庁内に「浦安市液状化対策技術検討タスクフォース」を7月11日付けで設置しました。
問い合わせ 企画政策課 電話:047-351-1111
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市は、浦安市賢人会議からの「復興に向けた浦安市への提言」を踏まえ、9月11日に「復興に向けた基本方針」を定めました。今後は、この基本方針をさらに深化させ、復興に向け、市民全体で共有化を図っていきます。基本方針の要旨は、次のとおりです。なお、基本方針の全文と賢人会議からの提言について、詳しくは、下記リンク先をご覧ください。
基本方針
賢人会議からの提言(PDF形式 76KB)
復興に向けた基本方針(要旨)
- 東日本大震災の経験は、私たち日本人の意識の奥底で大きな変革をもたらしている。生命の尊厳を自覚し自ら守らなくてはならないこと。畏敬の念をもって自然災害と共生していかなければならないこと。災害時には地域社会に参加し共に生きていかなければならないことなどである。
- この被災の経験を市民全体で分かち合う心を持って、すべての市民力を結集させて復興を目指していく。
- すべての市民に対して明るい未来と希望を示し、物理的な安全と人と人との関わりから生まれる安心感で築ける、より豊かで幸せな暮らしの姿を示していく。
- ここに復興に向けた基本理念を定め、今後はこれをさらに深化させ、市民全体で共有化を図っていく。
基本理念
- 理念1 痛みと悲しみの分かち合い
大災害を、今を生きる浦安市民全てが自らのこととして受け止め、痛みと悲しみを皆で分かち合う心をもって、復興に邁進する。
- 理念2 市民協働による豊かさと幸せの共有
将来への備えと市民サービスの向上に向けて、全市民が持てる全ての力を結集し、来たるべき時代の先駆けとなる地域社会を追求する。
- 理念3 安全で安心な暮らしの再構築
これまでの行政運営を徹底的に見直し、災害に強い都市へ再構築していくとともに、災害時には、様々な地域・主体が相互に連携して的確に対応できるよう災害対応型のガバナンスの形成を目指す。
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ふるさとづくり推進協議会では、わが街浦安の復興・再生に向けた活動として、「ふるさと復興市民会議」を設立し、市民がこれから浦安の復興に向け、どうしていくべきか、何ができるかを話し合っていきます。
この会議は、ふるさとづくり推進協議会に加盟している378団体に参加を募り、市民の皆さんの意見を取りまとめていきます。
市では取りまとめられた意見を、今後策定する復興計画に反映させていきます。
開催期間 9月上旬~平成24年3月末(予定)、月1~2回程度
「ふるさと復興市民会議」の概要
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首都直下地震で50センチメートル、東海地震などで1~2メートル
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東北地方太平洋沖地震による東京湾内各地の津波到達状況 (国土交通省 水管理・国土保全局資料より) |
3月11日に発生した東日本大震災では、東北地方を中心に、地震発生に伴う大津波により未曽有の被害がもたらされました。東京湾にも平均で1メートル程度の津波が到達し、浦安市でも、日の出護岸付近では1メートル程度の津波が到達しました。また、津波は猫実川を遡上し、同日午後6時40分ごろに、猫実排水機場で、高さ約2.1メートルの津波を計測しました。
今後、首都直下地震や東海・東南海・南海地震などの大地震発生に伴い、浦安市での津波による被害を心配されている市民の皆さんも多いようですが、政府の中央防災会議では、これまでのところ、東京湾で発生する津波高について、首都直下地震で50センチメートル、東海・東南海・南海地震で1~2メートルと予測していることから、市では、津波による浸水の危険性は低いと考えています。
また、同会議では、現在、東海・東南海・南海地震について、従来の震源域を拡大したマグニチュード9クラスの大規模地震を想定して、津波や長周期地震動に着目した被害想定の見直しをしているところですが、市では、中央防災会議における津波の被害想定の見直し作業の進捗状況などを見ながら、東日本大震災による経験を踏まえつつ、地域防災計画の見直し作業を実施する予定です。
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市では、復興計画を策定し、本格的な復興業務に取り掛かるために、広く市民の皆さんの意見を伺い、復興計画に皆さんの声を反映させる手段の一つの方法として、twitterを利用して、意見交換会を予定しています。
日時など、詳しくは、決定しだい市ホームページや市の公式ツイッター(http://twitter.com/urayasu_koho)でお知らせします。
浦安市公式Twitter(ツイッター)
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